「武器と市民社会」研究会

2007年5月に設立された「武器と市民社会」研究会の公式ブログです

第47回会合のご案内「アメリカにおける国防イノベーションの現在とその影響」5/18(金)

「武器と市民社会」研究会第47回会合
【テーマ】アメリカにおける国防イノベーションの現在とその影響


2014年11月にアメリカで発表された「国防イノベーション構想(Defense Innovation Initiative)」では、軍事技術や作戦構想、組織・機構に係わる多角的なイノベーションを進め、「第三次オフセット戦略(Third Offset Strategy)」を追求する方針が打ち出されました。こうした取り組みは、精密誘導兵器やステルス技術などの分野でアメリカを追い上げている中国やロシアといった戦略的な競争相手に対して、新たな軍事能力を獲得することにより、再び軍事的優位を確保するという発想に立っています。

しかし近年、中国が人工知能(AI)や無人化技術、サイバー分野などで取り組みを加速させていることから、むしろ米中が同じ土俵で競争関係に入りつつあることが明らかになりつつあります。例えば、新技術の開発をめぐって、民間・国内外の技術をどのように取り込んでいくかといった問題をはじめとして、さまざまな課題が立ちはだかっています。こうした状況に、アメリカだけでなく、日本を含む諸外国がどのように対応すべきなのかが問われているといえます。

アメリカの取り組みが具体化していくなか、国際関係やそれをめぐる各国内の議論にどのような影響があらわれてきているのでしょうか?今回の研究会では、アメリカにおける国防イノベーションの経緯を振り返りながら、いま出現しつつある新たな戦略環境における課題と今後の展望などについて考えます。みなさまのご参加をお待ちしております。

【登壇者】
報告者:森聡 法政大学法学部国際政治学科教授
司会・コメント:齊藤孝祐 横浜国立大学研究推進機構特任准教授


【日時】5月18日(金)19:00-21:00 (18:45開場)
【場所】拓殖大学文京キャンパス F館301教室

【住所】 〒112-8585東京都文京区大塚1-7-1
【アクセス】こちらをご覧ください

【参加費】 無料
【参加方法】事前登録制です。2018年5月17日(木)までに、参加登録フォームにアクセスいただき、ご記入・送信ください
※いただいた個人情報は、当研究会により厳密に管理され、当研究会からの案内以外の目的には使用されません。
※2018年5月17日(木)より前に定員(60人)に達しましたら、その時点で締め切りとさせていただきます。
※最近、サイバーセキュリティー対策を強化している企業等において、参加登録フォームにアクセスできない・登録後の自動応答(登録確認)メールが届かない等の現象がみられています。そのような場合は、ご自宅からアクセスし、仕事用以外のメールアドレスを登録するなどの方法でご対応いただけましたら幸いです。
※取材や写真・動画等の撮影を希望されるかたは、5月10日(水)までに、以下の問い合わせ先まで必ず許可を申請のうえ、当研究会からの明示的な許可を受けてください。この期限を過ぎた申請は受け付けません。

【主催】武器と市民社会研究会
【後援】科学研究費補助金若手研究(B)「安全保障分野における先端技術移転の現代的メカニズムに関する研究」/科学研究費補助金若手研究(B)「近年の通常兵器規制の特質と背景:安全保障研究と歴史研究の連携を目指して」
【お問い合わせ先】
「武器と市民社会」研究会共同代表にご連絡ください。

【登壇者紹介】
森 聡(もり さとる):法政大学法学部国際政治学科教授。専門は国際関係論、米国の安全保障政策、米国政治外交史。主な著作に、「オバマ政権期における国防組織改編の模索―国防イノベーションの組織的側面―」『国際安全保障』第45巻第1号(2017)、「技術と安全保障―米国の国防イノベーションにおけるオートノミー導入構想―」『国際問題』658号(2017)。『ヴェトナム戦争と同盟外交―英仏の外交とアメリカの選択、1964-1968年―』(2009年、東京大学出版会)で第15回清水博賞受賞(日本アメリカ学会)。

齊藤 孝祐(さいとう こうすけ):横浜国立大学研究推進機構特任准教授。専門は国際関係論、米国の安全保障政策、技術開発・移転問題。主な著作に、『軍備の政治学―冷戦終焉と米国の政策選択―』(2017、白桃書房)、「米国のサードオフセット戦略―その歴史的文脈と課題―」『外交』vol.40(2016)、「米国の安全保障政策における無人化兵器への取り組み―イノベーションの実行に伴う政策調整の諸問題」『国際安全保障』第42巻第2号(2014)など。

■本会合の開催は、JSPS科研費15K16999及び16K17075の助成を受けています。

次回研究会について

現在、次回研究会の企画中です。
5月ごろに開催できましたらと思っております。
引き続き何卒宜しくお願いいたします。

2018年3月19日(月)国際セミナー「戦間期と第二次世界大戦後:武器移転規制はどう変わったか?」開催のお知らせ

2018年3月19日(月)18時30分より、明治大学駿河台キャンパス・リバティータワー9階1095教室にて、国際セミナー「戦間期と第二次世界大戦後:武器移転規制はどう変わったか?」を開催いたします。

戦間期は、武器移転規制のありかたや制度の詳細をめぐって、幾度となく条約交渉が行われた時代でした。当時の多くの条約は発効に至りませんでしたが、第二次世界大戦後には、対共産圏輸出統制委員会(COCOM)をはじめ、いくつかの国際レジームが形成され、また国連でも武器移転の問題が議論されました。今回の国際セミナーでは、ドイツのフリードリヒ・シラー大学イェーナのダニエル・シュタール氏が、両時代の武器移転規制政策を比較し、その違いを解き明かします。

現在の武器移転規制の原型は、いかに、どのような発想に基づき形成されたのでしょうか?歴史学のご専門のかたから安全保障貿易管理の実務のかたまで、多くのみなさまのご参加をお待ちしております。ぜひ下記の参加登録フォームより事前登録いただけましたら幸いです。

「戦間期と第二次世界大戦後:武器移転規制はどう変わったか?」
【日時】2018年3月19日(月)18:30~20:30(18:00開場)
【場所】明治大学駿河台キャンパス リバティータワー9階 1095教室

【言語】英語のみ
【主催】明治大学国際武器移転史研究所
【共催】「武器と市民社会」研究会
【後援】兵器産業・武器移転史フォーラム
【参加方法】事前登録制です。2018年3月18日(日)までに、こちらの登録フォームからお申し込みください
※会場での使用言語は英語のみです。いただいた個人情報は、「武器と市民社会」研究会により厳密に管理され、この研究会からの案内以外の目的には使用されません。

【イベントの詳細は、以下をご覧ください(英語)】

On Monday 19 March, the Meiji University Research Institute for the History of Global Arms Transfer will host a workshop entitled “Comparing Arms Transfer Regulations of the Interwar and Post-war Periods”. It will be co-hosted by the Arms and Civil Society Research Forum.

In this seminar, Dr. Daniel Stahl, Research Associate at the Friedrich Schiller University of Jena (Germany), will analyse how policies to regulate the international arms trade via international law changed from the interwar to the post-war period. He argues that the main difference is found in how the dangers of an unregulated arms transfer were perceived. In the interwar period, recipient- and producer-centred interpretations competed. According to the former, the question of whether a certain arms transfer posed a threat depended on who was acquiring the arms. The latter maintained that it depended on who was producing and exporting the arms. After the Second World War, only the recipient-centred interpretation persisted. Stahl explains the disappearance of the producer-centred interpretation and analyses the effects this shift had on how norms for international arms trade were designed.

[Date and time] Monday 19 March 2018, 6:30PM-8:30PM (Venue opens at 6:00PM)
[Venue] Room 1095, 9th Floor, Liberty Tower, Meiji University
[Map] http://www.meiji.ac.jp/cip/english/about/campus/su_campus.html
[Entry fee] Free
[Seating capacity] Maximum 40 seats
[Registration] Pre-register before 18 March 2018 at the link below. We will close the registration when the number of applicants reaches the capacity. Your information will be kept confidential by the Arms and Civil Society Research Forum and will be used to provide you with information on its events.
https://goo.gl/Ah93JQ
*The seminar will be held in English ONLY without translation.
[Sponsor] Meiji University Research Institute for the History of Global Arms Transfer
[Co-sponsor] Arms and Civil Society Research Forum

[Panelists]
Speaker: Dr. Daniel Stahl, Coordinator of the Study Group Human Rights in the 20th Century and Research Associate at the Friedrich Schiller University Jena
Chair: Dr. Tamara Enomoto, Research Fellow, Meiji University Research Institute for the History of Global Arms Transfer

[About the Speaker]
Dr. Daniel Stahl is currently working on a project on the arms trade and international law. His other areas of research include the history of human rights and European-Latin American relations. Since 2016, he has served as editor of the online portal Quellen zur Geschichte der Menschenrechte (Sources on Human Rights History), www.geschichte-menschenrechte.de. In 2015 and 2016, he held fellowships at Centre on Conflict, Development and Peacebuilding at the Graduate Institute Geneva and the German Historical Institute in London. In 2013, he received the Opus-Primum Award from the Volkswagen Foundation for his book on the hunt for Nazis in South America. From 2009 to 2011, he held a fellowship at the Gerda Henkel Foundation. Previously, he was a Research Assistant to the Independent Commission of Historians on the History of the German Foreign Office.
Stahl_Porträt

*This seminar is hosted by the Meiji University Research Institute for the History of Global Arms Transfer, and co-hosted by the Arms and Civil Society Research Forum. It is supported by the Forum for the History of Armaments Industry and Arms Transfer, and is partially funded by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT)-supported Program for the Strategic Research Foundation at Private Universities, 2015–2019 and JSPS KAKENHI Grant Number JP16K17075 (Post-Cold War Conventional Arms Control in Historical Context: Towards Collaboration between Security Studies and History).